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健活ニュース

7月28日から8月3日は肝臓週間です!

2025.07.04

「肝臓週間」とは?

肝疾患について正しい知識の普及と予防の重要性を高めることを目的として、7月28日を「日本肝炎デー」、「日本肝炎デー」を含む1週間(今年は7月28日から8月3日)を「肝臓週間」と定めています。肝臓は、自覚症状が出にくい臓器で、「沈黙の臓器」とも言われています。肝臓の働きや病気とその予防について、正しい知識を身につけましょう!

肝臓の働き

肝臓の重要な働きは、食べたものから体が必要なものを合成し、不要なものは分解することです。食べたものは、胃や小腸でブドウ糖やアミノ酸、脂肪酸などに分解され、門脈という血管を通して、栄養分として肝臓に運ばれます。
そして肝臓に運ばれた栄養分は、肝細胞に取り込まれます。肝細胞に取り込まれた栄養分は体に必要な物質に再合成されます。たとえば、糖質をグリコーゲンという物質に合成し一時的に蓄えたり、血液中のアルブミン等の多くのたんぱく質を作ったりします。
そして、そのグリコーゲンを利用して血糖値を維持し、エネルギーとして体の各臓器へ血液を通じて供給します。また、肝臓は脂肪の吸収を助ける胆汁も産生します。さらに体で不要になった老廃物、代謝産物やホルモン(インスリンなど)の分解や解毒も行います。

肝臓の病気

肝機能障害を引き起こす(肝細胞が壊されてしまう)病気というと、お酒の飲み過ぎや食べ過ぎ、運動不足が原因の脂肪肝や、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスなどの肝炎ウイルスによるウイルス性肝炎などがあります。肝臓は自覚症状が出にくい臓器のため、知らないうちに病状が進んで肝硬変や肝がんにつながるおそれがあります。

健康な肝臓から慢性肝炎、肝硬変、

脂肪肝とは?

肝臓に脂肪が多くたまった状態が脂肪肝です。脂肪肝には、お酒を飲み過ぎた人がなるアルコール性の脂肪肝と、お酒をあまり飲んでいないのに食べ過ぎやや運動不足などが原因で肝臓に脂肪がたまってしまう非アルコール性の脂肪肝があります。お酒の飲み過ぎは脂肪肝にとどまらず、肝炎や肝硬変になることがよく知られていますが、お酒をあまり飲んでいない非アルコール性の脂肪肝の人でも同じように肝臓の病気が進行してしまうことがあります。

脂肪肝の病態
脂肪肝は、生活習慣を見直すことで予防できることがあります。ご自身の体格・体重を確認しましょう。BMI[体重(kg)÷(身長(m)の 2 乗)] が25以上になっていないか、ウエスト周囲径が増えていないか(男性85cm以上、女性 90cm以上)に注意し、BMI 18.5 未満のやせている方は、過度なダイエットは控えましょう。暑い日が続き、お酒の飲み過ぎや食欲が落ち込んだりしますが、3 食きちんととり、バランスのよい食事をとるなど規則正しい生活を心がけましょう。また、血液検査や画像検査を受けて、ご自身の肝臓の状態をよく知ることも大切です。

生活習慣を見直しましょう。

ウイルス性肝炎とは?

肝臓が肝炎ウイルスに感染し、肝機能障害を引き起こす(肝細胞が壊されてしまう)病気です。ウイルス性肝炎は、多くの原因ウイルスと感染経路が判明し、発症の仕組みも解明されたことで、さまざまな治療法が研究・開発されています。そのため、肝炎ウイルスに感染していても、早期に適切な治療を行うことで、肝炎を治癒し、あるいは肝硬変や肝がんへの悪化を予防することが可能です。特に、B型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルスは慢性化するため注意しなければなりません。

肝炎ウイルス検査を受けましょう!

肝炎ウイルス検査は、少量の採血検査で、数分で終了し、1~2週間で結果がわかります。ただ、通常の健康診断で受ける肝機能検査には含まれていない場合がほとんどです。

肝炎ウイルスは慢性肝炎の原因となり、放置すると肝硬変・肝がんに進行することがあります。まだ肝炎ウイルス検査を受けたことのない方は、一生に一度は検査を受け、その結果を把握することが大切です。
特に、感染者の多い60歳代、70歳代の方は受検をお願いします。

肝炎ウイルス検査を受けるには?

大阪府では、政令市・中核市を除く府内にお住まいの20歳以上40歳未満(※)の方でこれまでに肝炎ウイルス検査を受けたことがない方を対象に、無料で検査を実施しております。
※政令市・中核市にお住まいの方及び40歳以上の方は、原則、市町村が実施する検査の対象です。詳しくはお住まいの市町村へお問い合わせください。

大阪府の検査機関はこちらへ

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