私たちの健康状態
生活習慣病に対処するためには、食生活、運動、喫煙、飲酒などの生活習慣改善による発症の予防とともに、合併症の発症や症状の進行などの重症化の予防への取組みが必要です。
糖尿病を例にあげると、特定健診受診者(※1)における糖尿病の疑いがある者(※2)の割合は、男女ともに横ばい傾向です。
(※1)ここでいう特定健診受診者とは、特定健診受診者のうち特定健診の検査及び質問においてHbA1cを測定し、かつ血糖を下げる薬またはインスリン注射の使用の有無について回答した者のことをいう。
(※2)糖尿病の疑いがある者:
第4次大阪府健康増進計画では、特定健診の検査及び質問においてHbA1c6.5%以上、または、血糖を下げる薬又はインスリン注射使用中の者のことをいう。
(※3)未治療者(糖尿病の疑いがある者):
第4次大阪府健康増進計画では、糖尿病の疑いがある者のうち、特定健診の質問において「血糖を下げる薬又はインスリン注射使用中」と答えていない者のことをいう。
糖尿病は、未治療状態が長期にわたると、糖尿病性腎症などの合併症の発症リスクが高くなります。
高血圧や脂質異常症では、自覚症状がないまま重症化し、脳血管疾患、心疾患等を引き起こす可能性があり、注意が必要です。
重症化予防のために、生活習慣の改善とともに定期的な検査や受診を行うことや服薬を継続することを心がけましょう。