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5分で分かる感染症予防対策と健康経営

NPO法人 健康経営研究会 理事長 岡田 邦夫 氏

今回は、感染症予防対策についてお話をします。
新型コロナウイルスをはじめとしたいろいろな感染症があり、
今、大変な時代を迎えています。
これを企業としていかに対応していくのかが、非常に重要な課題です。

例えば、会社の中で多くの方がインフルエンザに罹ると大変なことになります。
だから、企業として、経営者として感染症を予防していくことが大切です。
「5分で分かる健康経営とは」でお話ししましたように、
先手を打つことが非常に重要です。
そうすると、少額の投資で従業員の健康を確保できます。

手洗い・マスク・三密については、皆さん十分にご存じだと思いますので私からは敢えて説明しません。
パンデミックという状況になると、結果として企業活動が大きく制限されてしまいます。
なおかつ従業員が欠勤となると、企業の機能は麻痺してしまいます。
したがって、多くの従業員が感染症に罹らないように予防接種などさまざまな対策を
企業として取り組むことは、健康経営の中では極めて重要です。

そこで、ヘルスリテラシーという問題があります。
経営者のみなさんが、ヘルスリテラシー(健康に関する知識)をしっかりと
身につけていただくことが大切です。
そして、従業員も自分の健康管理を自分で行えるように知識を持つことが大切です。
また、ヘルスリテラシーは知識だけではだめで、実践しなければいけません。
経営者と従業員が同じように知識を身につけて同じように実践していくことで、
企業全体もしくは従業員の健康を確保できるようになります。
ぜひみなさんの企業でも、ヘルスリテラシーの向上に取り組んでください。

職場の風土を変えていく、また感染症予防のため
例えば手洗いが可能となるような環境を作っていくというのは、経営者の役割です。
しかしそれを従業員が実行しなければ感染症は広まります。
組織として多くの従業が対策を実行することで組織での感染症を予防し、
最終的にはご家族の感染症予防にも繋がります。
経営者は職場・組織全体できっちりと感染症対策を講じることが重要です。

次に、「快適職場」という考え方について説明します。
実は、快適な職場づくりが、免疫力の低下を防ぐことに繋がります。
例えば、労働時間が長くなると睡眠時間が減り、免疫力は落ちていきます。
つまり、快適で働きやすい職場を作ることも、感染症予防対策として大切なのです。
例として社員食堂を挙げると、ウイルスの感染を広めないように運営していくのはもちろんですが、
栄養面でも対策できます。バランスの良い食事をとることも、感染症の予防に繋がっていきます。
また、職場のトイレでの手洗い、これも感染症対策です。

みなさんの会社でも少しの投資で感染症予防はできるので、経営者の方はぜひ目を向けてみてください。
従業員の感染症予防対策を講じていただき、健康経営に取り組みましょう。

NPO法人 健康経営研究会 理事長 岡田 邦夫