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健康経営の取組み

株式会社フロンケミカル

理化学機器卸売業 従業員数:8人
健康経営の大きなメリットの1つが「人材の確保」。つまり、1人欠けることの影響が相対的に大きい中小企業にオススメです。
少人数ならではの推進体制や、取組み内容をお伺いしました。

事業内容:フッ素樹脂製品の販売及び研究用機器の販売
男女比:男性62.5% 女性37.5%
企業事例5社目は株式会社フロンケミカルの取組みをご紹介します。

2017年から健康経営を始めた株式会社フロンケミカルは、健康経営優良法人 中小規模法人部門において、なんと4年連続で認定を取得(令和3年3月4日に健康経営優良法人2021の認定法人が発表され、5年連続の取得となった)。今回は、片山社長様を含めた2名の健康経営ご担当者さまにお話をお伺いしました。


原田リポーター
「健康経営を始められたきっかけを教えていただけますか?」

社長室長 伊藤さん
「4年前に推進が始まった働き方改革の対応として、健康経営を始めました。また、我が社は理化学機器の販売を行っていますので、医薬品関係の取引先へのPRなど企業価値を上げるためでもありました。」

原田リポーター
「従業員数8名と少人数ながらも、健康経営の実施に踏み切られたそうですね。」

社長室長 伊藤さん
「1人でも欠勤者が出ると業務に負担がかかりますので、少人数だからこそ健康経営に取り組むべきだと思っております。」

原田リポーター
「具体的にはどういった施策をされたのでしょうか?」

社長室長 伊藤さん
「運動量の増加を目的に、『1駅歩こう』という運動をしております。これは朝の通勤時間を利用して、15分以上歩こうということなのですが、その効果を確かめるため、有酸素運動をどれぐらいしているのかを計測できる歩数計を、従業員に貸し出しするなどをして盛り上げています。」

原田リポーター
「他にはどういったことをされているのでしょうか?」

社長室長 伊藤さん
「今年の取組みなのですけど、産業医の先生に健康診断の結果を見てもらいました。有所見者の従業員へ個別レターを書いてもらったことで、今まで(通院が必要でも)通院していなかった従業員が通院するようになるなど、健康診断結果の重要性をみんなで認識することができました。」

原田リポーター
「健康経営を推進する体制にも、一工夫されているそうですね。」

代表取締役 片山さん
「実施項目ごとに担当者を振り分けていまして、全員で関わるようにしています。実施項目は、健康診断受診奨励・コミュニケーションの促進・保健指導・禁煙奨励・女性の健康ケアなどです。みんなで努力しながら健康経営に携わっています。」

原田リポーター
「健康経営を取り入れることで、どういったメリットがありましたか?」

代表取締役 片山さん
「今から4年前、我が社は求人募集をかけていたのですが、ちょうど採用難の時期でした。健康経営をキャッチフレーズに掲げながら求人募集をしたところ、思っていた以上に応募者が多く、良い人材を採用でき喜んでいます。」

原田リポーター
「これから健康経営を始める企業さまへ、メッセージをお願いいたします。」

代表取締役 片山さん
「零細企業・中小企業問わず、健康であることをみんなと共に分かち合って良い業績が出せるように、健康経営をおすすめします。」

中小企業において、従業員の欠勤や病気休職、人材不足は経営に大きな影響を及ぼします。
つまり、中小企業こそ積極的に健康経営への取り組みが求められています。