卸売業
優良法人認定取得と福利厚生の充実を新卒採用でアピール。
前年比5倍の応募がありました。
健康関連商品の販売や保険代理業をしているので、販売促進に繋がるよう企業価値の向上を目的に開始。また、優良法人認定を取得し外部への発信を行うことで、新卒採用面でのアピールとなることも期待していました。
管理職 2名
部署担当者 2名
サービス保険統括部長 兼 人材戦略室長 | 佐藤亮平 |
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人材戦略室 係長 | 岩朝秀幸 |
管理部長 兼 総務課長 | 山口寛 |
管理部総務課 | 西田尚子 |
優良法人認定の取得に向けて、基準等を調べるところから開始。メンバーが男性だけだったこともあり女性視点での意見を取り入れるために、2021年の4月より西田さんに参加してもらいました。
長時間労働への対策として、社内の意識改革とRPA(Robotic ProcessAutomation)導入を実施。また女性の健康保持のために希望者全員が無料で子宮がん検診を受診できる制度があります。他にも、代謝を上げて脳を活性化させるため、朝にラジオ体操を実施しています。
定期健診受診率を100%にすること。健康経営を始めてすぐに、評価項目の1つである「受診率100%」を達成できていないことが発覚しました。そこで、 ①各拠点の責任者から従業員へ受診勧奨 ②管理部にて受診状況を把握し管理 ③未受診の従業員へ管理部からメールで受診勧奨を実施しました。
優良法人認定を取得していることを、自社Webサイトと新卒採用向けのリーフレットに掲載。説明会でもワークライフバランスを重視している企業である旨を話したところ、学生の注目度が高まったように思います。他の施策も相まって、前年の5倍もの応募がありました。
健康経営開始時点で優良法人認定の取得を目指していたヤマゼンクリエイト。
そこから2年連続で認定を取得できた理由の一つとして、確かな実行力があるようです。
「長時間残業をしている= 頑張っている、という風潮が未だに根付いていたので、まずは意識改革から始めました。具体的には、月30時間以上残業している従業員をピックアップして管理職へ報告、水曜日ノー残業デーの推進、管理職への毎日の勤怠管理の徹底です。また、働き方改革としてRPAの導入も行いました。業務のマニュアル化を行い、どこが問題なのかを分析して効率化を図りました。」
「僕自身、残業時間が減ることで運動したり睡眠時間が確保できたりと、健康になったように感じています。」
「学生の目に留まるよう自社Webサイトと採用向けリーフレットに掲載したことは大きかったようです。当社は福利厚生制度の充実をアピールしているので、そのエビデンスとして優良法人認定の取得は効果があると感じています。」
「近年、学生の方は福利厚生への関心が高いこともあり、前年の5倍の応募がありました。」
「女性の健康保持・増進に向けた取組みが課題です。推進するために女性の意見を聞きたいとのことで、私も健康経営担当として参加することになりました。女性従業員へのヒアリングの実施や、生理休暇を利用しやすい環境作りに取り組みたいと考えています。」
「当社では27歳から生活習慣病健診を受診できますが、健診目的など従業員の健康への関心は高くないように思います。若いうちからの予防が大切であることを周知していきたいです。」
「健康経営という共通のキーワードとそのメリットを、社内に浸透させることが大事です。そうすることで施策を進めるうえでの協力も得やすくなりました。」
「なかなかすぐには手ごたえを感じにくいものだと思います。なので、ハードルを上げずにやれるところから進めることが重要です。優良法人認定の項目を確認して、既に取り組んでいること、すぐ取り組めそうなこと、時間がかかりそうなことと優先順位をつけることをお勧めします。」
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