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健康経営OSAKAレポート

卸売業

ヤマゼンクリエイト株式会社

事業内容
生活関連商品の販売、イベントの企画運営、ライフ事業商品の通販によるコンシューマー向け販売、総合ビル管理・セキュリティシステムの販売、保険代理業、自動車の販売及びリース
従業員数
76名
男女比
男性60% 女性40%
平均年齢
38.5歳

優良法人認定取得と福利厚生の充実を新卒採用でアピール。
前年比5倍の応募がありました。

健康経営を始めたきっかけ

健康関連商品の販売や保険代理業をしているので、販売促進に繋がるよう企業価値の向上を目的に開始。また、優良法人認定を取得し外部への発信を行うことで、新卒採用面でのアピールとなることも期待していました。

組織体制

管理職 2
部署担当者 2

サービス保険統括部長 兼 人材戦略室長 佐藤亮平
人材戦略室 係長 岩朝秀幸
管理部長 兼 総務課長 山口寛
管理部総務課 西田尚子

優良法人認定の取得に向けて、基準等を調べるところから開始。メンバーが男性だけだったこともあり女性視点での意見を取り入れるために、2021年の4月より西田さんに参加してもらいました。

施策内容

長時間労働への対策として、社内の意識改革とRPA(Robotic ProcessAutomation)導入を実施。また女性の健康保持のために希望者全員が無料で子宮がん検診を受診できる制度があります。他にも、代謝を上げて脳を活性化させるため、朝にラジオ体操を実施しています。

認定基準で力を入れた項目

定期健診受診率を100%にすること。健康経営を始めてすぐに、評価項目の1つである「受診率100%」を達成できていないことが発覚しました。そこで、 ①各拠点の責任者から従業員へ受診勧奨 ②管理部にて受診状況を把握し管理 ③未受診の従業員へ管理部からメールで受診勧奨を実施しました。

健康経営を実施した結果

優良法人認定を取得していることを、自社Webサイトと新卒採用向けのリーフレットに掲載。説明会でもワークライフバランスを重視している企業である旨を話したところ、学生の注目度が高まったように思います。他の施策も相まって、前年の5倍もの応募がありました。

優良法人認定項目の中で、
優先順位をつけて取り組むことが大事です。

健康経営開始時点で優良法人認定の取得を目指していたヤマゼンクリエイト。
そこから2年連続で認定を取得できた理由の一つとして、確かな実行力があるようです。

長時間労働への対策について教えてください。

佐藤さん

「長時間残業をしている= 頑張っている、という風潮が未だに根付いていたので、まずは意識改革から始めました。具体的には、月30時間以上残業している従業員をピックアップして管理職へ報告、水曜日ノー残業デーの推進、管理職への毎日の勤怠管理の徹底です。また、働き方改革としてRPAの導入も行いました。業務のマニュアル化を行い、どこが問題なのかを分析して効率化を図りました。」

岩朝さん

「僕自身、残業時間が減ることで運動したり睡眠時間が確保できたりと、健康になったように感じています。」

人材戦略室 係長 岩朝 秀幸さん

優良法人認定を取得されてみて、周囲の反応はいかがですか?

佐藤さん

「学生の目に留まるよう自社Webサイトと採用向けリーフレットに掲載したことは大きかったようです。当社は福利厚生制度の充実をアピールしているので、そのエビデンスとして優良法人認定の取得は効果があると感じています。」

サービス保険統括部長 兼 人材戦略室長 佐藤 亮平さん
岩朝さん

「近年、学生の方は福利厚生への関心が高いこともあり、前年の5倍の応募がありました。」

今後の課題について教えてください。

西田さん

「女性の健康保持・増進に向けた取組みが課題です。推進するために女性の意見を聞きたいとのことで、私も健康経営担当として参加することになりました。女性従業員へのヒアリングの実施や、生理休暇を利用しやすい環境作りに取り組みたいと考えています。」

山口さん

「当社では27歳から生活習慣病健診を受診できますが、健診目的など従業員の健康への関心は高くないように思います。若いうちからの予防が大切であることを周知していきたいです。」

健康経営に取り組むコツを教えてください。

山口さん

「健康経営という共通のキーワードとそのメリットを、社内に浸透させることが大事です。そうすることで施策を進めるうえでの協力も得やすくなりました。」

管理部長 兼 総務課長 山口 寛さん
佐藤さん

「なかなかすぐには手ごたえを感じにくいものだと思います。なので、ハードルを上げずにやれるところから進めることが重要です。優良法人認定の項目を確認して、既に取り組んでいること、すぐ取り組めそうなこと、時間がかかりそうなことと優先順位をつけることをお勧めします。」

優良法人認定の取得を
めざす企業様へメッセージ

人生100年時代。定年年齢が伸びていく中で、従業員の健康管理は重要度を増してきています。従業員が笑顔で健康に毎日を過ごせたなら、生産性が上がり企業成長に繋がるだけでなく、従業員の満足度が高まり企業価値も向上します。
取り組んで損することはないと思いますので、従業員の笑顔と健康のために、健康経営を実施されてはいかがでしょうか。

代表取締役社長執行役員 幸得 昭彦さん

健康経営年表

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