ミャクミャク

大阪・関西万博公式キャラクターミャクミャク

大阪・関西万博
開催まであと

健康経営OSAKAレポート

専門・技術サービス業

株式会社ノンバーバル

事業内容
ブランディングデザイン、デザイントータルプロデュース、施設店舗ブランディング、事業ブランディング、商品ブランディング、採用ブランディング
従業員数
9名
男女比
男性20% 女性80%
平均年齢
29歳

健康に関するアンケート調査を実施。前年度の結果と
比較することで、課題の見える化に繋がりました。

健康経営を始めたきっかけ

冨士代表は広告代理店に勤務していた時、長時間労働により体調を崩し退職に至るということを経験し、自身が起業する際は残業をできるだけ減らして休暇を取りやすい環境づくりをしようと決意。従業員の健康は経営資源であるという考え方に健康経営が合致していたので、健康経営を開始しました。

組織体制

経営層 2

代表取締役 冨士 武徳
取締役 冨士 季美恵

実施する施策の大枠を代表が決定し、具体的な内容は従業員の意見を聞きながら取締役が検討。社内にベースとなる推進体制ができたので、いずれは他の従業員だけでアイディアを出し、施策に取り組めるようになることを期待しています。

施策内容

WAG 休暇や失恋休暇などの休暇制度や、昼休憩とは別に昼寝を認めるプチシエスタ制度を導入し、心身の健康状態に応じた働き方を実現。また、就業時間内の通院を認めていて、体のメンテナンスも仕事の一環として考えています。

外部講師を招いて食生活に関するセミナーを開催

認定基準で力を入れた項目

長時間労働対策に力を入れました。ノー残業デーを設けていますが、定時の帰宅を促すだけでは難しいこともあります。ミーティングや個別面談を通じたコミュニケーションの活性化により、上司から積極的に業務ノウハウを伝授することで、より効率的に仕事ができるような支援体制を整えています。

健康経営を実施した結果

睡眠や運動等の健康習慣に関するアンケート調査を社内で実施し、前年度の結果と比較することで健康課題の見える化に繋がりました。課題を踏まえたうえで、企業として従業員の健康を守るためにどのような施策に取り組んでいくかという決意表明を、データ結果と併せて自社のWebサイトで公開しています。

従業員に自社のファンになってもらうために、
健康経営は有用な取組みです。

2年連続で優良法人認定を取得し、2021年はブライト500にも選出されたノンバーバル。
ユニークな休暇制度や健康経営推進の目標についてお伺いしました。

独自に設定された『WAG休暇』について教えてください。

冨士さん

「当社は従業員の8割が女性なので、女性特有の体調不良の際に休みを取りやすい環境づくりが必要だと考えました。そこで、月1回取得できる特別休暇の名称を『女性は偉大である=Woman Are Great(=WAG)』と命名し、体調不良以外に旅行などの目的でも気軽に利用できるようにしたことで、言い辛い休暇理由を言わなくてもいいようにしました。」

休暇制度についてお考えをお聞かせください。

冨士さん

「従業員の健康があってこその経営だと思いますので、体を労りリフレッシュしてもらうためにも休暇は大切だと考えています。そして休暇取得の促進に繋がるよう、コミュニケーションの活性化にも力を入れています。個別面談の時間を月に一度設けることで、休暇希望日の確認や業務のこと等の相談がしやすくなったようです。」

外部講師によるセミナーを開催されているそうですね。

冨士さん

「毎年実施している社内アンケート調査のデータから健康課題が見えてくるので、その課題に応じたセミナーを企画しています。昨年は食生活への関心が低いとの調査結果が出たため食事に関するセミナーを開催し、今年は運動への関心が低い傾向が見られたことから、シャドーボクシングと、就業時間中に座りながらでもできる運動を教えてもらうセミナーを実施しました。少しの時間とスペースがあればエクササイズが可能ということを学ぶと関心が高まり、他にどのような方法があるのか自分たちで調べて考えることに繋がります。そういった気づきやきっかけとなる機会を設けることが、企業の役割だと考えています。」

シャドーボクシングセミナー
講師による姿勢についての指導

健康経営での目標を教えてください。

冨士さん

「短期目標としては、健康診断やアンケート調査の結果をもとに生活習慣を改善し、従業員個々人が健康になることです。例えば睡眠不足の傾向があるのなら、業務量が多いのかなど原因を追究し、会社として対策を講じることで適切な睡眠がとれるよう目指します。長期目標は健康で居続けることです。そのためには健康に対する意識を変えて行動に繋げ、病気を予防していくことが必要だと思います。この中長期の目標達成に向けて、引き続き従業員に寄り添っていきたいです。」

優良法人認定の取得を
めざす企業様へメッセージ

長く経営を続けていくには、企業の土台を支えている従業員に目を向けてインナーブランディングを進めることが大切です。そして社内向けのブランディング活動として有用なのが健康経営です。企業方針に従業員の健康を守ることを加えれば、「この会社で働き続けたい」と思ってもらえるはずです。従業員に自社のファンになってもらうためにも、健康経営を始められてはどうでしょうか。

代表取締役 冨士 武徳さん

健康経営年表

※ 健康経営年表または、こちらをクリックすると拡大します