私たちの健康状態
特定健診
特定健診は、メタボリックシンドロームに着目して生活習慣病のリスクの有無を検査し、リスクのある人に対して生活習慣を改善するための保健指導を行うことを目的とした健康診査です。
大阪府における特定健診受診率は年々向上していますが、依然、全国比較では低位にあります。
生活習慣病の初期には自覚症状のない場合が多く、自覚症状があらわれたときにはすでに病気が進行していることもあります。生活習慣病を防ぐには異常を早く発見することが重要なことから、定期的に健診を受けて、自分の健康状態について把握するようにしましょう。
メタボリックシンドロームの該当者の割合は、全国と比べて低くなっています(令和3年度 全国:16.6%、大阪府:15.7%)が、該当者や予備群の人数は、増加傾向にあります。
該当者や予備群は、特定保健指導(※)等を通じて、生活習慣の改善等に取り組むことが重要ですが、特定保健指導実施率についても、全国を下回っている状況です。
(※)特定健診の結果、予防効果が期待できる者を対象に医療保険者が実施する保健指導のこと。
がん検診
がん検診の受診率については大阪府は全国に比べて低くなっています。
発症の要因となる飲酒、喫煙等の生活習慣の改善やがん検診・精密検査の受診等を通じて、がんの予防、早期発見・早期治療へつなげてくことが求められています。お住まいの市町村・職場での検診、人間ドックなどを利用して定期的にがん検診を受けましょう。